世吹すずめの日記

春から私大ロー生。

空虚な時間を無くすには

今日一日は、ほとんど全く勉強ができなかった。というか、開始できなかった。

最近は、人と関わらずに、スマホをただジーっと見つめる時間が増えた。特に見たいものがある訳でもないのに、何となく検索してヒットした動画をひたすら見る。そこからまた興味のあるものを検索して、出てきた動画を見る。このように、短期的かつ簡単にドーパミンを得ることで、無限ループにハマるのである。一本目を見始めると、次、次と見続けることになり、抜け出しにくくなる。自分の理想の時間の使い方ができなくなり、ただひたすら何か次にドーパミンを得られる方法を、スマホを操作して探し続けることになる。このような時間の使い方は、私の理想からかけ離れている。では、空虚な時間をなくすにはどうすればいいか。自分の行動を振り返り、認識することで、対策が見えてくるだろう。

そこで、今日の私のドーパミン放出の軌跡を記録する。

まず、一本目は、初恋の悪魔というドラマが最終話を迎えたことから、その熱心な視聴者Youtuberが最終話の感想を語る動画を見た。

次に、そのドラマで新人ながら素晴らしい演技を披露した、菅生新樹さんに興味を持ち、検索し、ヒットした動画を見る。ヒットする動画が少なかったので、初恋の悪魔に戻って、坂元裕二さんの脚本なので、坂元裕二を検索してみる。

すると、「花束みたいな恋をした」の舞台挨拶に坂元裕二さんが登壇された動画が公開されていた。そこで、最初の坂元裕二さんの挨拶が秀逸で、二度三度巻き戻してみてしまった。

書き起こし。

司会「今日は、初日ということで、特別に駆けつけてくださいました、脚本を担当されました、坂元裕二さんです!」

坂元裕二「えー、駆けつけました、坂元裕二と申します。えー、普段なかなか駆けつけることがないものですから、上手く駆けつけられるか、えー、とても心配だったんですけれども。えー、今日はね、皆さんも駆けつけてくださって、ライブビューイングでも、みなさん駆けつけてくださったことと思います。えー、どうぞよろしくお願いいたします。」

たしかに司会者は「駆けつけた」と強調して言ったのだが、そのキーポイントを瞬時に拾って、その場で言葉を紡いで、「駆けつける」という言葉をたった22秒で、5回も含めて言うという瞬発力・言葉を操る力に魅了された。

正直、坂元裕二さんの作品しか見たことがなくて、本人が話している姿を見るのは今日が初めてだったのだが、とっても面白い方だなと感じた。

今日一日、トータルで自分を俯瞰してみると、ただ机に座って動画を眺めていただけになる。一時的に面白いと感じた時間でも、その後何もせずに時間が経てば、空虚な時間となってしまう。

今後は、スマホで何か調べようとするときに、一旦立ち止まって、何のために?そこから何を得られる?と自分に問いかけてみることにする。そうすることで、空虚な時間を作り出す行動を減らすことができるだろう。