世吹すずめの日記

春から私大ロー生。

また悪夢を見ました

昨日、私大ローの結果が届いた。結果は、合格だった。しかも、「成績優秀者」として授業料全額相当の奨学金を給付されるという通知も一緒にきた。

正直、落ちてもおかしくないと思っていたし、刑法以外の科目は、見直すとなかなかズレた回答をしていて、満足した点数を得た実感がない。それなのに、「成績優秀者」として入学することができるというのは、認識と実態が乖離していて、受け入れ難いのである。そして、添付されていた成績開示書を見ても、5割を切っている科目が2つもあって、こんなんで優秀といえるのか?と甚だ疑問である。憲法は特に、判例知識すらまともに入っていないのに、よく欠点にならなかったなと。

ただ、これだけグダグダ言っているが、合格できたこと、入学先が得られたこと自体はとても安心した。気になっているのは、来年法科大学院で勉強する自分が、実家でぬくぬくと何の刺激もないまま過ごしている今の自分から変化できるかどうかだ。

自分の中の不安要素が、夢の中に現れた。夢は起きている時の記憶を整理するために見るという(科学的証拠は知らない)。

広い映画館で、他の何人かのお客さんがいる中で、私は、小学校のときの同級生2人と一緒にいた。2人は仲が良く、18人という少人数クラスの中で、リーダー的な存在だった。そんな2人と私はまともに話したことがないのだが、夢の中では、映画を見ながら夜遅くまで過ごし、終いには、2人と一緒に帰ることになった。という夢である。

簡潔にまとめるとこうなのだが、自分の今の立場に引きつけて客観視してみると、今までまともに話ができる友達を作ってこなかったことから、法科大学院入学後に友達が作れるのかどうかが不安で、過去のまともに話したことのない小学校の同級生と一緒に仲良くできている自分を見たのだろう。

実家を出たいという思いはあるけれど、出た後に、生活に自分以外の人がいてくれるという安心感がなくなる寂しさを乗り越えられるかどうか。勉強に向き合い、結果が出るほどの努力ができるのかどうか。不安になってきた。

だから、合格を手放しに喜べなかった。

そして、たしかに奨学金給付通知に書かれていた通り、このまま実家暮らしを続けて、私大ローに進学すると、2年間は「経済的負担に砕心することなく、勉学に邁進できる」だろう。しかし、1年前、就活を考えていた自分が感じていたのは、「自立した生活をしたい」一心だった。経済的にも、精神的にも、である。

そうだとすると、多少の不安はあろうとも、現在の自分から変化するには、一人暮らしをして、奨学金を得ながらバイトをしながらでも、経済的・精神的に自立した生活を送るというのが先決だと思う。実家暮らしという恵まれた勉強に専念できる環境を手放すのか...いや、恵まれた生活だからこそ、自分が自立するタイミングを失ってきた。もう22歳、世間的には立派な大人だw

そして私大ローは、今通っている大学のローである。だから、より変化を起こすために、国立ローの合格を狙って、(国立ローの奨学金は成績ではなく家計が見られる。)奨学金を得て一人暮らしを始めることが目標である。

そのために、27日後に迫った国立ローに合格する。選択肢を増やす。