世吹すずめの日記

春から私大ロー生。

国立ロー終わった

また後日追記すると思うが、とりあえずの感想を記す。

おそらくこれまでの私の受験歴最高のポカをやってしまった。最初の公法系科目で、よく対策していた行政法から書き始め、続いて憲法…と思いながら、白紙の解答用紙に手を伸ばすと、解答用紙上部に「行政法」との文字が。えっ、、一瞬時が止まった。そう、「憲法」の解答用紙に一生懸命、ビッシリと行政法の答案を書いてしまっていたのだ。気づいたときには残り30分(試験時間は2科目で90分)。急いで試験監督に伝え、対応を願い出た。どこかで指示を聞いてきた試験監督は、「そのまま書き続けてください。どのように対応するかは伝えられません。」とのことだった。ああやってしまった、憲法は全く対策していなかった統治についての問題で、今から書いてもほとんど点数をとれないだろう。一方で行政法は自信があり、対策した問題がそのまま出た感じだった。「憲法」の解答用紙に書いた行政法の答案に全く点数をつけてもらえなければ、非常に厳しい戦いになるだろう。

公法系科目が終わった後は、絶望的な気持ちになった。しかし、かと言ってここで投げ出すわけにはいかない。自分のメンタルが鍛えられるいい機会だと思って、ただひたすらに、悪い妄想をしない、現状を判断しないと唱えながら、全科目受けきった。

 

各科目の簡単な振り返り

不意打ちの憲法、思った通りの行政法、遠い記憶を辿りながらの民法、主張根拠があやふやな商法、直前にめっちゃやって分かった気でいたけどよく分かってなかった民訴、久々でパッと思い出せなかったがなんとなくまとまった刑法、スカスカ刑訴。

 

とりあえず、明日再現答案書く。今日と明日は、2週間ほど禁じていたYouTube見る笑

寝坊の原因と早起きの工夫

寝坊の原因は、はっきりしている。夜ふかしすることだ。

自分の睡眠サイクルは、決まっている。23:15就寝、5:15起床である。

就寝時間が遅れた分だけ起床時間が遅くなる。

夜ふかしの原因は、Youtubeをベッドの上で見続けることである。

最近、那須川天心にハマっている。先日は戦闘中というテレビ番組で、超人的な戦いぶりを発揮した。

試合はスローモーションにしながら、繰り返し観る。Youtube那須川天心

チャンネルにもチャンネル登録した。これまでにも顔は見たことがあったのだが、実際に戦う姿を見たことがなくて、あまり興味を持たなかった。しかし、実際に戦う姿を見ると、そのフェイントの掛け方、パンチを打つときの腰の入り方、相手のパンチを避けるときの瞬発力、常に距離感を保てるフットワークの軽さに魅了された。キックボクシングとかボクシングって、暴力行為そのものだと思うのだが、一定のルールの中で、相手への敬意を持ちながら、行われているのだと感じた。

とにかく、このようにハマってしまったのだが、時間を工夫しなければ、勉強に手がつかなくなってしまう。

早起きの工夫としては、精神面から整えること。自分を俯瞰してみて、今の自分のことを、自分は100%信じてあげることができるのか?を常に問い続ける。

国立ローまであと3週間

あと3週間、どのように過ごすのか。

国立ローの試験科目は、私大ローから3科目増えて、合計7科目である。

やれることはやったと思えるように、残りの日数でやることを書き出してみる。

全体

テーマ:配点を踏まえて、今の実力で得点を最大化させて、合格点をとる。

・問いに答える
・三段論法を守る
・条文の要件を全部検討する
・解釈が必要な要件のみ条文の趣旨から解釈する
・抽出した事実に一言評価を加える
・結論を示す

憲法

テーマ:事実を評価して、反論を踏まえながら、目的手段審査で検討できるようになる。

①合格思考憲法(短文事例9問):答案の流れ(憲法上の権利の制約、判断枠組み、個別的具体的検討)を意識する
判例百選(20問):判例の基準の立て方、あてはめを「憲法の型」にストック
③②を見直し

行政法

テーマ:1. 個別法の要件充足性、2. 裁量権の逸脱・濫用、3. 行手法違反の観点から、違法事由を主張できるようになる。

①予備過去問(6年度分):違法事由の主張の流れを「行政法の型」にストック
②①を見直す

民法

テーマ:場合分けをしながら、判例を踏まえて、簡潔に法的処理ができるようになる。

①重問(37問分):判例をおさえる。瞬時に論証を吐き出せるか、答案構成ができるかを試す。
②論証集:出てこない論証は、チェックして、当日夜、次の日朝にもう一度見る。
③②を見直す

商法

テーマ:基本的な条文検索、論証吐き出しが瞬時にできるようになる。

①重問(23問分):瞬時に論証を吐き出せるか、答案構成ができるかを試す。
②論証集:事案、条文・趣旨をストック
③②を見直す

民事訴訟

テーマ:既判力処分権主義弁論主義一部認容後の残部請求の可否を理解して、裁判所がどのように処理すべきかを説明できるようになる。

①重問解く(15問分):訴訟物を特定、概念・重要論点を処理できるかを試す。
②型講座(+論証集):論証をストック
③②を見直す

刑法

テーマ:事案をみて、瞬時に論証を吐き出せるようになる。即座に答案構成ができるようになる。

①論証集を見直す

刑事訴訟法

テーマ:捜査の適法性、証拠能力について、検討できるようになる。

①重問(22問分):論証の理由づけで使う語句を説明できるかを試す。
②論証集(+型講座):知識をストック
③②を見直す

1週間前くらいから、基本書の索引を読んで、語句を説明できるかを試す。

 

優先度が高いのは、行政法、刑訴、民訴。次いで、民法、商法、憲法である。

残り3週間、悔いのないようやり切りたい。

強いメンタルの作り方

人生で初めてキックボクシングの試合を見た。那須川天心vs武尊の試合である。

ボクシングははじめの一歩という漫画ぐらいでしかしらないし、キックボクシングなんてもっとしらない。

スピードが速すぎて、目で追えなかったので、0.5倍速にしてみた。全くの素人的目線だが、那須川天心さんの圧倒的優勢がよくわかった。

格闘技は、自分の身体一つで挑んでいく。殴られて、脳が揺らされて、倒れ込む。だが立とうと踏ん張る。そんな状態をみて、本当に素人的感想だが、パワーをもらった。試合後の、勝者と敗者の違いが顕著に現れるのは、これまた非常に心が揺さぶられた。

那須川天心が言うには、試合の一ヶ月くらい前には、「絶対に勝てる」そして「倒す」という思考になったそうだ。なぜメンタルで勝てているのか。それは、自分がやっていることに恥がないから。自分の行動に対して、周りに否定されても、自分が心の底から100%でやると決めたのなら、傾かない。自分が決めたことに100%堂々と意思を持ってやれるかどうかが、強くなれる秘訣。これで負けたらしょうがない、と思えるか。自分を100%信じる。

私にも、自分の人生を変えるチャンスが転がっている。そのチャンスをどう掴むかは、自分を信じて行動し続けられるかにかかっている。今後は、視点を上げて、自分の行動に恥がないかを見ながら日々を過ごそう。

また悪夢を見ました

昨日、私大ローの結果が届いた。結果は、合格だった。しかも、「成績優秀者」として授業料全額相当の奨学金を給付されるという通知も一緒にきた。

正直、落ちてもおかしくないと思っていたし、刑法以外の科目は、見直すとなかなかズレた回答をしていて、満足した点数を得た実感がない。それなのに、「成績優秀者」として入学することができるというのは、認識と実態が乖離していて、受け入れ難いのである。そして、添付されていた成績開示書を見ても、5割を切っている科目が2つもあって、こんなんで優秀といえるのか?と甚だ疑問である。憲法は特に、判例知識すらまともに入っていないのに、よく欠点にならなかったなと。

ただ、これだけグダグダ言っているが、合格できたこと、入学先が得られたこと自体はとても安心した。気になっているのは、来年法科大学院で勉強する自分が、実家でぬくぬくと何の刺激もないまま過ごしている今の自分から変化できるかどうかだ。

自分の中の不安要素が、夢の中に現れた。夢は起きている時の記憶を整理するために見るという(科学的証拠は知らない)。

広い映画館で、他の何人かのお客さんがいる中で、私は、小学校のときの同級生2人と一緒にいた。2人は仲が良く、18人という少人数クラスの中で、リーダー的な存在だった。そんな2人と私はまともに話したことがないのだが、夢の中では、映画を見ながら夜遅くまで過ごし、終いには、2人と一緒に帰ることになった。という夢である。

簡潔にまとめるとこうなのだが、自分の今の立場に引きつけて客観視してみると、今までまともに話ができる友達を作ってこなかったことから、法科大学院入学後に友達が作れるのかどうかが不安で、過去のまともに話したことのない小学校の同級生と一緒に仲良くできている自分を見たのだろう。

実家を出たいという思いはあるけれど、出た後に、生活に自分以外の人がいてくれるという安心感がなくなる寂しさを乗り越えられるかどうか。勉強に向き合い、結果が出るほどの努力ができるのかどうか。不安になってきた。

だから、合格を手放しに喜べなかった。

そして、たしかに奨学金給付通知に書かれていた通り、このまま実家暮らしを続けて、私大ローに進学すると、2年間は「経済的負担に砕心することなく、勉学に邁進できる」だろう。しかし、1年前、就活を考えていた自分が感じていたのは、「自立した生活をしたい」一心だった。経済的にも、精神的にも、である。

そうだとすると、多少の不安はあろうとも、現在の自分から変化するには、一人暮らしをして、奨学金を得ながらバイトをしながらでも、経済的・精神的に自立した生活を送るというのが先決だと思う。実家暮らしという恵まれた勉強に専念できる環境を手放すのか...いや、恵まれた生活だからこそ、自分が自立するタイミングを失ってきた。もう22歳、世間的には立派な大人だw

そして私大ローは、今通っている大学のローである。だから、より変化を起こすために、国立ローの合格を狙って、(国立ローの奨学金は成績ではなく家計が見られる。)奨学金を得て一人暮らしを始めることが目標である。

そのために、27日後に迫った国立ローに合格する。選択肢を増やす。

空虚な時間を無くすには

今日一日は、ほとんど全く勉強ができなかった。というか、開始できなかった。

最近は、人と関わらずに、スマホをただジーっと見つめる時間が増えた。特に見たいものがある訳でもないのに、何となく検索してヒットした動画をひたすら見る。そこからまた興味のあるものを検索して、出てきた動画を見る。このように、短期的かつ簡単にドーパミンを得ることで、無限ループにハマるのである。一本目を見始めると、次、次と見続けることになり、抜け出しにくくなる。自分の理想の時間の使い方ができなくなり、ただひたすら何か次にドーパミンを得られる方法を、スマホを操作して探し続けることになる。このような時間の使い方は、私の理想からかけ離れている。では、空虚な時間をなくすにはどうすればいいか。自分の行動を振り返り、認識することで、対策が見えてくるだろう。

そこで、今日の私のドーパミン放出の軌跡を記録する。

まず、一本目は、初恋の悪魔というドラマが最終話を迎えたことから、その熱心な視聴者Youtuberが最終話の感想を語る動画を見た。

次に、そのドラマで新人ながら素晴らしい演技を披露した、菅生新樹さんに興味を持ち、検索し、ヒットした動画を見る。ヒットする動画が少なかったので、初恋の悪魔に戻って、坂元裕二さんの脚本なので、坂元裕二を検索してみる。

すると、「花束みたいな恋をした」の舞台挨拶に坂元裕二さんが登壇された動画が公開されていた。そこで、最初の坂元裕二さんの挨拶が秀逸で、二度三度巻き戻してみてしまった。

書き起こし。

司会「今日は、初日ということで、特別に駆けつけてくださいました、脚本を担当されました、坂元裕二さんです!」

坂元裕二「えー、駆けつけました、坂元裕二と申します。えー、普段なかなか駆けつけることがないものですから、上手く駆けつけられるか、えー、とても心配だったんですけれども。えー、今日はね、皆さんも駆けつけてくださって、ライブビューイングでも、みなさん駆けつけてくださったことと思います。えー、どうぞよろしくお願いいたします。」

たしかに司会者は「駆けつけた」と強調して言ったのだが、そのキーポイントを瞬時に拾って、その場で言葉を紡いで、「駆けつける」という言葉をたった22秒で、5回も含めて言うという瞬発力・言葉を操る力に魅了された。

正直、坂元裕二さんの作品しか見たことがなくて、本人が話している姿を見るのは今日が初めてだったのだが、とっても面白い方だなと感じた。

今日一日、トータルで自分を俯瞰してみると、ただ机に座って動画を眺めていただけになる。一時的に面白いと感じた時間でも、その後何もせずに時間が経てば、空虚な時間となってしまう。

今後は、スマホで何か調べようとするときに、一旦立ち止まって、何のために?そこから何を得られる?と自分に問いかけてみることにする。そうすることで、空虚な時間を作り出す行動を減らすことができるだろう。

悪夢を見た時の対処法

嫌な夢を見た。

ある学校の教室で、私は学生として、クラス全体でグループワークをしていた。

そこには、私と仲が良かった高校生の同級生と、小学生の同級生が2人いた。

詳しいことは覚えていないが、私の発言や態度で二人をイラつかせ、終いには筆箱で頭を叩かせろといったことを言われてしまった。

私のダメな部分が露わになって、朝起きてからショックで立ち直れないので、ブログを書いている。

 

なぜ、悪夢を見たのか。

原因はおそらく、昨晩寝る前に、twitterで、永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』(晶文社)を朗読するスペースを流しながら寝たことにあるだろう。

作品自体は面白く、本を買って読んでいる。さすが哲学というべきか、朗読を聴きながら寝ると、頭の中で反芻されて、自分のコンプレックスが夢の中に現れたのだと思う。

 

コンプレックスにどう向き合うか。

私は、自分の頭の中では解決しないことが出てきたら、とりあえず紙に書き出して、可視化するようにしている。

そこで自分の嫌な部分をザッと書き出すと、その全てが"他者と関わる時の自分"であった。

人は他の人に支えられながら生きている。しかし、私は、その他者と関わる機会が少ない。他者と関わる自分にコンプレックスがあるのだ。

 

本を読んでノウハウを身につけ、他者と関わる機会を持ち、実践する。

現時点での他者と関わる自分は、「何も考えずに空気に流され受け答えをする、思いやりのない気遣いのできない自分」である。

そんな自分を変えたいのであれば、「常に考え、空気を動かしていく、思いやりのある気遣いのできる自分」になれば良い。

そのためには、考える材料を身につけなければならない。そこで、世に溢れている実践的なためになるノウハウ本を読むことにする。

そして、他者と関わる機会は、試験が終われば、作っていこうと思う。

そこで本で得た知識を実践する。これは日常的に他者とコミュニケーションをしている人にとっては堅い言い方なのかもしれないが、今の私にとっては、必要なことだと思う。

これまで無意識でできなかったことは、意識的に行わなければ改善できない。

現状の自分と向き合いつつ、改善に向けて、一歩一歩進んでいきたい。